ついにきた!イヤイヤ期!
認めたくないけれど・・・
何を言っても、
「やだーーーーー!」
イライラするし、
途方にくれてしまいますよね。
これはいつまで続くの?
そもそも終わりはくるの?
元の素直な我が子に戻るの?
ズバリ!終わりはありません。
そして、
それまでと同じようには戻りませんよ。
だって、子どもって成長するものですから。
でも、そんなにガッカリしないでください。
いつの間にか、こちらが慣れてしまうんです。
そして、それほど気にならなくなるんです。
ただ、その気持ちに到るまでに
私がしたことがあります。
それは、
- 家族(夫)に協力してもらい一人の時間を作った
- 手芸をして自分の人生を充実させることを考えた
です。
これをすることによって、
子どもと共に、自分も成長していきました!
私もかつては、長女のイヤイヤ期に
悩み、泣き、調べ、相談し・・・
手さぐりでその日、その日を過ごしていました。
そんな私が、イヤイヤ期を乗り越えた
経験をお話しします!
もうすぐ2歳の娘のイヤイヤ期!増えるやだやだにママもイライラ!!
生まれてから1年半が過ぎたころ。
一日も離れることなく、育ててきた娘。
成長を感じながら、
日々を過ごしていました。
お散歩をしたり、公園に行ったり、
買い物に行ったり、
お友達の家に遊びに行ったり・・・
毎日、
どこに連れて行こうかな?
どこに行ったら喜ぶだろう。
なんて考えながら、
色々な場所に連れて行きました。
そんなある日、
スーパーに買い物に連れて行く
ことにしました。
いつも私が「行くよ~」
と言えば、素直についてくる娘。
その日も、玄関に向かい、
自分で靴を履き、
出かける準備も万端です!
自転車でスーパーに行き、
いざ、夕飯の材料の買い物スタート!
今日は、買うものも少ないし、
カートには乗せずに、
歩いて回りましょう。
野菜売り場、精肉コーナー、
回っているうちに、
お菓子コーナーに目がいく娘。
そして、私の手を引いて、
そちらへ誘導します。
おや?こんなことは初めて。
私も、されるがまま、
娘の誘導に従いました。
すると、お菓子コーナーに到着。
娘は、じっと品定め。
お菓子、欲しいのかな?
どれにしようか選んでいるのかな?
様子を見守ります。
3分、5分、7分、10分、
な、長い。
そろそろ買い物を終えたい私。
娘に
「行こう!お買い物して、お家に帰ろう。」
優しく促しました。すると・・・
「やだ!」
初めて言われました。
そして、ピーンときました。
育児書で読んだことがある!
ママ友からも聞いたことがある!
これなのか?
これがイヤイヤ期の始まりなのか?
おー!娘も成長しているではないか!
イライラするというよりは、
成長したことの方が嬉しい!
そんな思いを抱きながら、
その日は、お菓子を一つだけ買い与え、
無事、帰路につきました。
それからというもの・・・
公園に出かけて、
「帰るよ~」
「やだ!」
散歩に行って、
「こっちの方行こう」
「やだ!こっち!」
お友達の家に行って、
「そろそろ帰るから、お片付けしよう」
「やだ!」
一日「1やだ」が「2やだ」になり、
「5やだ」「10やだ」・・・
増えるのに時間はかかりませんでした。
私の言う事、全否定!
そして、イヤイヤ期がきた成長を
嬉しいと感じていた私は、
どこへ行ってしまったの?
娘の「やだ!」が増えるたび、
私のイライラも増えます。
まさに、エンドレス!負のスパイラル!
抜け出したい!
これからの子育てどうなるの?
私は、どうすればいいの?
2歳頃のイヤイヤ期…いつまで続くかわからない中今できる事
遊びに連れて行っても、帰りには
「やだ!」
出かけるのをやめて家にいても、
「やだ!」
スーパーではカートに乗せ、
全速力でお菓子コーナーをすっ飛ばし、
着替え、歯磨きは力ずく!
帰ってきた主人には
娘の大変さをアピールするものの、
「へー!イヤイヤ期か~。ママを困らせちゃだめだよ~。」
・・・チッ!全然わかってない。
育児書、インターネットを見ても、
「成長の証」
「いずれ落ち着きます」
「お母さんは寛大な気持ちで」
そんなもん!なれるかーーーーー!
ストレスはたまる一方。
先輩ママの話を聞いても
「うちもそうだったよ~。大変だよね。」
共感はしてもらえるけれど、
具体的な解決策は得られません。
一日中娘に振り回され、家事も後回し。
一日、一日をこなすことで精いっぱい。
そんなことを考えていたら、涙が出ました。
今まで、私なりに一生懸命やってきたのに。
愛情も注いできたつもり。
何がいけないんだろう。
どうすればいいんだろう。
我慢の限界に達し、
主人の前で泣きました。
思いのたけをぶつけました。
主人もこれはヤバい!と思ったのか、
「ちょっと、一人で出かけてきな!息抜きしてきな!」と
娘から離され、追い出されるように家を出ました。
一人で家を出た私。
車に乗って、夜の街をうろうろ走り、
大型ショッピングモールにたどり着きました。
ブラブラ歩いて、
その中の映画館に目が留まり、
ちょうど良い時間の映画があったので、
観ることにしたのです。
一人で映画を観るなんて、何年振りだろう。
そもそも、一人でいるなんていつ振りだろう。
そんなことを考えながら、
一人で映画を堪能しました。
その帰り、
車の中で、ふと気が付いたのです。
今の私は、
- 母親の部分が95%
- 妻の部分が5%
- 自分自身の部分は0%
95%のパワーで私に向かってこられたら、
娘も「嫌だな~」と感じることも
あるのではないか。
0%の自分でいることが、
私の人生でいいのか。
いつまでも赤ちゃんでいるわけじゃない。
「自立」という道を歩み続けている娘。
少しづつ、少しづつ、
0.01mmづつでも、
娘との距離を置いていくことも
必要なのではないか。
肩の力が一気に抜けました。
それから、
娘は相変わらず「嫌だ!」とは言うけれど
自分の考えが変わったからか、
それほど気にならなくなりました。
そして、
0%だった自分を
少しづつ増やしていこうと決めました。
主人が休みの日は、
娘を連れて出かけてもらったり、
おばあちゃんに預けて、出かけたり。
そのうちに、主人も
「本当に大変だったよ。
『嫌だー!』って。すごいんだね。」
と、やっと本当の大変さに気づいたのです。
それからも、
「自分」でいられる時間をどう増やそうか、
考えを巡らせました。
主人が休みの日だけではなく、
おばあちゃんに預けるのではなく、
娘といる時間の中で、
どう自分の時間も持てるのか。
私の場合、それは手芸でした。
手縫いと編み物です。
場所も取らないし、
何より、パッと中断できるんです。
隙間時間にサクッと始めて、
娘が何か言ってきたときは、パッと中断。
これによって、
娘の行動、言動を過剰に意識することもなくなり、
自分の時間も持てるようになりました。
長時間は無理でも、隙間時間でも、
積み重ねれば、作品は出来上がります。
「塵も積もれば山となる」
「時間」という塵を積み重ね、
「自分」になっていったのです。
まとめ
小学校高学年になった今でも、
イヤイヤ期が終わった!と
感じたことはありません。
むしろ、高度な話術で
「嫌だ」を訴えるようになっています。
でも、私には
「自分」になれる時間がある。
自分だけの世界、自分だけの楽しみがある。
これがある限り、大丈夫だと思えます。
だって、母親として生きているだけでなく、
自分の人生もしっかりと
歩んでいるのですから。
そんな母の姿を見ている娘も、
自分の世界を持っています。
自分だけの時間を楽しむこともできています。
イヤイヤ期の相手を変える、
変わるのを待つよりも、
自分の方に目を向け、充実させる事を
少しづつ考えてみてください。
そんな姿を見た子どもも、
自分の世界を持てるようになるでしょう。
それに、
自分自身も充実した日々が送れますよ。
母親としてだけで
生きているわけではないのですから。