私の場合、9ヶ月健診では栄養士さんに
こう話をされました。
「9ヶ月頃から手づかみ食べが始まります。
手づかみ食べしやすいメニューを
取り入れてあげましょう」
9ヶ月からは手づかみ食べが優先でした。
自分でスプーンを使い食べるようになる
という話は出ていませんでした。
育児本にも、確か1歳から2歳半頃までが
スプーンやフォークの練習時期とあった気がする。
そう思い、まだスプーンの練習は考えていませんでした。
しかし、息子が生後11ヶ月の頃、
とある商品を見て驚きました。
それには「9ヶ月頃~スプーンの練習用に」
と表記されていたのです。
あれ?1歳からではないの?
もしかして、私は息子の成長を妨げていた?
不安になりました。
息子は手づかみ食べをしておらず、
食に興味がないから、長い目でみようと思っていたけれど、
もしかして道具を使って食べたかった?
すぐには購入せずに、
困ったら育児本とネット検索をひたすら行う私は、
今回もまずは調べてからどうするか考える事にしました。
赤ちゃんの成長に合わせて、
適切な対応をしてあげたいですよね。
もし、親である自分が成長の妨げであったら
と思うと気が気でありません。
スプーンの練習がいつからがいいのか?
確かに販売商品によっては、
9ヶ月頃と記されたものもありますが、
育児本によると、スプーンに興味を持ち始める、
1歳頃からスタートさせると書いてあるものも。
それでも、あくまでスプーンに興味がある場合で、
手づかみ食べが優先でいいということです。
私の息子の場合から考えると、
- 育児本は目安として考え赤ちゃんのペースに合わせること
- スプーンを上手く使えてなくて使ったことを成長と思うこと
が大事です。
私が、いつからがいいのか、疑問に思った所から
慌てずに進めようと決めた事までをお話します。
手づかみ食べしない赤ちゃんがスプーンで自分で食べるのはいつから?
育児本を見返すと、やはり目安は1歳頃、
それでも手づかみ食べが優先みたい…
しかし、息子は手づかみ食べをしておらず、
その場合はどうなのか疑問に持ちました。
育児本には目安しかかかれておらず、
手づかみ食べをしない赤ちゃんの事までは
事細かに載っていませんでした。
ネットで調べてみる事にしたのです。
すると、1歳より早い段階で練習させている人
も多くいました。
また、練習させなくても、親が使うスプーンとは別に、
赤ちゃん専用にスプーンを用意してあげ、
いつでも赤ちゃんが持てるように、
はやい月齢から用意している人もいました。
スプーンに興味をもつ赤ちゃんは、
親が持っているスプーンを欲しがるようでした。
私の息子の場合、スプーンは欲しがらないけれど、
お皿を持ち上げたがる…
一応これは、道具に興味を持っているという事なのか?
悩んだ末に、いずれは必要になるし、
用意はしておこうと決めました。
赤ちゃんがスプーンを自分でつかうのは育児本と違っていつから?
購入後、まずは何もスプーンにのせずに、
お皿の近くにおいておきました。
スプーンの存在に気付いた息子。
持って、使うかな、遊ぶかなと思ったら
すぐに床にポイと捨てられました。
仕方ない。使い方も分からないだろうし、
マグもよく床に落とすし…
ご飯をのせてあげて、持たせてあげました。
それも息子は床へ捨ててしまいました。
次に、私が自分のスプーンで食べる様子をみせ、
「こう使うんだよ。息子くんもやってみようか」
と息子の手に持たせ、私が手で誘導しようとしました。
しかし、自分の意思でなんでもやりたがる息子。
私が手で動かそうとすると、嫌がってしまいました。
やはり、育児本通りには進まない。
上手く食べられない場合は、親が手助けしながら
あげましょうとあったのに…
スプーン導入当初は、焦りから、
どうしてスプーン落とすの、落としちゃだめだよと
つい強く言ってしまう時もありました。
手づかみ食べもしていない息子。
離乳食中イライラして、
そして食事を終える度に後悔するのでした。
ネットや育児本を見過ぎて、
他の赤ちゃんと比較してしまっては意味がありませんでした。
不安や疑問を解消する為にみているのに、
不安を増やしてはいけない。
焦らず、とりあえずスプーンに
ご飯をのせて置いたままにしておき、
様子を見る事にしました。
すると、ある日突然、スプーンを口にいれたのでした。
自分でスプーンを使った!
私はとても息子を褒めました。
その後は、自分ではスプーンでごはんをすくわず、
また床へ落としました。
そこで、もう一度ご飯をのせておく事にしました。
今度はスプーンをお皿や机に
ガン!ガン!とぶつけ、
きれいにご飯を落としてから口に入れたのでした。
しかし、もうイライラしませんでした。
一回、偶然でも食べてくれた。
お皿や机にスプーンをぶつけるのも、
もしかしたらスプーンですくおうとしていたのかもしれない。
そう思うと、不器用な息子のスプーンの使い方が
とても可愛く、笑えてきました。
私は勝手に焦ってイライラして、
小さな成長を見逃すところだったと気付いたのです。
気持ちを切り替えて、息子のペースで
のんびりいこうと改めました。
まとめ
つい不安になり、
育児本にしろ、ネットにしろ、周囲の話にしろ、
調べたり、話を聞き過ぎたりして
他の赤ちゃんと比べて焦ってしまいますよね。
親として成長に合わせた対応をとる為に、
調べる事は大切です。
しかし、あくまでも目安であり、赤ちゃん皆が
全く同じ成長ではない事を前提に調べねばなりません。
「ふーん、もう始めている子もいるんだ」
位の気持ちで、どーんと構えていましょう。
親の焦りが赤ちゃんに伝わらない様にしましょう。
遅れがちな事を気にするより、赤ちゃんと向き合い、
赤ちゃんの小さなサインを見逃さないようにしてあげる事が
一番の成長の手助けとなりますよ。