寝ているだけの時期をすぎると、
どんどん活動的になっていく赤ちゃん。
思いっきり体を動かして、
のびのび遊んでもらいたい!
でも、ママが相手をするのも、
限界がありますよね。
そんなとき、
リトミックに魅力を感じませんか?
教育的にも良いという情報もあるし、
音楽に合わせて体を動かし、
子どもも楽しいのではないか、
と考えますよね。
でも、焦る必要はありません!
大事なことは・・・
- 子どもにとって一番楽しいと感じる環境は何なのか!
- お母さんも一緒に楽しんでいるのか!
です。
子どもはママが大好き!
大好きなあなたが負担を感じたり、
義務感を感じてしまうと、
子どもは敏感に感じ取り、
楽しめなくなるものです。
私も、かつては、
リトミックに魅力を感じ、
子どものためになるのではないか?
習わせた方がいいのではないか?
と、色々悩んだものです。
結局リトミック教室に行くのはやめたのですが、
そんな私の、リトミックにまつわる経験をお話しします。
赤ちゃん初めての習い事!我が家のリトミック教室体験談
娘が歩けるようになった頃、
毎日、家の中をウロウロウロウロ。
自分で自由に移動できるのが、
楽しいのね。
そんな姿が微笑ましく、
自由に遊ばせていました。
しかし、
ただ歩くだけでは満足しなくなるのが、
子どもという生き物。
玄関、キッチン、浴室、階段、
家の中にもこんなに危険が潜んでいたなんて。
そのたびにヒヤヒヤします。
家で過ごすことにも限界を感じました。
そんな時。
ママ友から、「リトミック」の体験教室の
お誘いを受けました。
リトミック?
なんだ?それは?
早速、ネットで調べてみました。
ほうほう、音楽に合わせて体を動かすのか。
情操教育、音楽教育、なるほど。
画像の赤ちゃんたちもいい良い笑顔!
「教育」という文字を見ると、
なんだかお堅いイメージだけど、
これは、勉強という感じもしないし、
知らないうちに、我が子に様々な能力が
身につくのかもしれない!
いい!
ママ友に「行く!」と、
喜び勇んで返事をしました。
そして体験教室の当日。
始まる時間は、いつもお昼寝をしている時間。
娘には頑張って起きていてもらおう。
持ち物は、タオル、お茶、着替え、おむつ。
うん、なかなかの荷物。
そして、車に乗り込み、
いざ教室に向かいました。
着いてみると、なんとも楽しそうな雰囲気!
時間が来るまで、広~いロビーで待ちます。
何だかセレブ気分!
そして、時間になり、先生がやってきました。
うん、ベテラン風の優しそうな方。
期待は膨らむばかりです。
そして、実際にリトミックをやる部屋に
案内されました。
???狭い???
さっきのロビーより狭いのでは?
体験教室の人数が少ないからなのかしら?
でも、部屋は子どもの好きそうなキャラクターや
飾り付けがしてあります。
早速、先生に質問!
「部屋は毎回ここなんですか?」
「はい!ここです。」
そうか、ここなのか。
でもまあ、危ないものはないし、照明も明るいし、
こんなもんか?
なんて考えながら、
リトミック教室スタート。
始めは、手拍子の練習。
それから、音楽に合わせて手拍子。
次は足踏み。
それも、音楽に合わせていきます。
始めは表情が硬かった娘も、
徐々に場の雰囲気に慣れていき、
笑顔が見えてきました。
うんうん。楽しそう!
動きもどんどん激しくなります。
家にこもっているより、
たくさん体を動かせるし、
なにより、体を動かすきっかけを作ってもらえるのが
ありがたい!!!
後半になると、楽器を持って動きます。
カスタネット、タンバリン、マラカス。
どれも、子どもが扱いやすいものばかり。
娘も大喜び。楽しそうに体を動かしていました。
そして、教室が終わり、
入会の案内チラシやら、詳しい説明文書やら、
入会の手順やら・・・説明が続きます。
お昼寝を我慢し、たくさん運動をした娘。
その待ち時間は苦痛でしかなかったでしょう。
次第にぐずり始め、
ママ友の息子君もぐずりだします。
二人のぐずり声をバックミュージックに
大人はひたすら話を聞きます。
早く!説明終わってー!!!
心の中で叫びます。相槌も早くなります。
そして、説明が全く頭に入らないまま、
体験教室は終了し、帰路につきました。
車に乗り込み、走り出すと、
秒速で眠りについた娘。
その後、家についても起きず、
家の中への移動時も起きず、
結局いつもよりだいぶ長くお昼寝をしました。
そして、それは夜の睡眠にも響きます。
寝るのが遅くなり、次の日の朝は寝坊。
一日で生活リズムが乱れ、
直るのに3日程かかりました。
体験教室から数日。
置いたままになっていたパンフレットの山を
手にとってみました。
うう~ん。
習わせるべきか、否か。
当日の娘の楽しそうな笑顔。
教室の明るい雰囲気。
行く前の準備。
疲れ切った娘。
生活リズムの乱れ。
マイナス面が1つ多く目に着きます。
でも、子どもにとって良いのは確かなのでしょう。
体を効果的に動かせるのもいい!
プラス面も追い上げます!
一緒に行ったママ友にも相談します。
彼女も迷っている様子。
そうなんです。
習い事ってただ行けばいいだけじゃないんです。
その前の準備から、その後の生活まで、
すべて含めて「習い事」なんです。
娘の楽しさを取るか、
私の大変さを軽減するか、
とても、とても悩みました。
手軽に出来る赤ちゃんの習い事!?手作りリトミック教室開校!
そんなある日。
いつものように子ども番組を見せているうちに、
家事をこなしていました。
娘が夢中になっている間に、手早く掃除を進めます。
そんな時、娘をふと見ると、
流れてきた歌に合わせて、
立ち上がり、手拍子を始めています。
おお!ノリノリ!
これもリトミックの影響か?
なんて考えていて、ハッとしました!
これって、家でできるんじゃない?
思わず掃除の手を止めて、
娘の動きを観察します。
うんうん、手拍子、足踏み、
動きは確かにバラバラだけど、
音楽に合わせて体を動かしている!
しばらく観察していると、
子ども番組の音楽だけではなく、
CMの曲にも反応している!
もしかして、リトミックで大事なのは、ノリ?
そして、子どもが気づかぬうちに、
自然に体を動かしたくなるような、雰囲気?
家でやれば、荷物を準備する必要もないし、
お昼寝の時間も気にしなくていい!
曜日も時間も好きな時!
何より、常にリラックス!!!
あとは、楽器か?
カスタネット、タンバリン、マラカス・・・
そうだ!マラカス!!!
以前、手作りおもちゃの作り方が載った本を
購入していたのを思い出しました。
掃除機を放り出し、
早速、本の探索!
あった!そして、手づくりマラカス!
載ってる!
準備するものは、
透明のビニールコップ2つと、
おはじきのような細かいパーツ、テープだけ!
これだ!これを作って、マラカスを持たせて、
好きな音楽に合わせて動けば、
そこは、まさに「マイ・リトミック教室」!!!
ひらめいた私は、
その日のうちに、材料をそろえ、
娘と一緒に作りました。
体験教室では、楽器を作ることまでは
教えてもらえません。
これは、家でだからこそできること。
私とだからできること。
特別な場所に行っても、行かなくても、
「一緒にいる」という環境は同じなのです。
こうして、私は「リトミック教室」
に通わせるのを辞め、
「マイ・リトミック教室」の校長となったのです!
まとめ
「教室」と名の付くものに出会うと、
家ではできない!という先入観が先走りますよね。
でも、ちょっとした工夫で、教室になるんです。
もちろん、素人なので、プロが教えるような
結果は期待できないかもしれません。
でも、今しかない赤ちゃん時期。
一番大事なのは、お母さんと一緒にいて、
お母さんと一緒に楽しむこと!
あなたが負担を感じると、
いずれ楽しめなくなります。
そして、それは子どもにも伝染するもの。
どちらも我慢せず、
どちらも楽しむことが一番です!
日常生活の中で、楽しみを見つけましょう!
子どもが大きくなったときに、
思い出すのはきっとそんな
ちょっとした場面のはずです。