天気が良い、晴れた日の休日は
「よし、洗車するか!」
という気分になるものです。
実際、そんな快晴の日曜日には、
洗車場でサングラス姿の男性陣が
愛車の手入れをしている光景を
見かけることが多いですよね?
でもちょっと待って!
あまり天気の良い、炎天下での洗車は
実は良くないんです。
洗車に適した天気は
「風のない、暑すぎない、涼しい曇りの日」
だってこと、知っていましたか?
そして、洗車のタイミングは、
屋根無しの屋外駐車で1~2ヶ月に1度くらい
ガレージなら3ヶ月に1度程度
なんですよ。
では、それらについて
詳しくお伝えしていきますね。
洗車に適した天気を徹底解説!これであなたも洗車マスター!?
洗車をするのに適した天気、
「風のない、暑すぎない、涼しい曇りの日」
を解説していきますね。
風のない日
あまり風が強いとホコリに混じって
小さな砂が飛び交っています。
洗車は水で濡らして洗剤で洗い、
水滴を拭きとって、
ワックスをかけますよね?
その作業中に砂が車体にくっついていたら…
大事な車に細かいキズが
沢山付いてついてしまうことに。
暑すぎない、涼しい曇りの日
暑い日ってすぐ水が乾きますよね?
洗っている最中に泡が乾いて
車体にこびりついてしまうと、
シミになってしまいます。
そしてせっかく汚れを洗い流しても、
水滴を拭き取る前に水が蒸発して乾いてしまうと、
「水ジミ」が残ります。
水道数のミネラル分だけが残り、
白い跡になってしまいます。
見た目が良くない以外にも、
その後に塗るワックスがムラになってしまいます。
そのため、洗車するのに適した天気は、
風のない・暑すぎない天気が最適と言えます。
ですので夏場はまだ涼しい朝のうちに
済ませてしまうのがオススメ。
夕方でも良いのですが、
アスファルトなどはずっと熱を持ち続けて
中々温度が下がりません。
地熱って結構ずっと熱いんですよ。
それに日が沈んで暗くなってしまったら不便です。
どうしても夏場、日差しの強い日中しか
洗車する時間がない場合は、
せめて日陰で行いましょう。
それだけでも大分違ってきます。
また、車体の温度自体が高温になっている場合は、
車の熱で洗剤や水滴が蒸発してしまうことになります。
日陰に車を移動させて、
すこし車体の温度を下げてから
洗車を始めるのがよいでしょう。
「日陰なんてない!朝も夕方もムリ!」
「炎天下でしか洗車できない!」
という環境の場合は、
部分ごとにシャンプーして流して拭きとって…
を繰り返しましょう。
大事な車の洗車のタイミング!どのくらいの頻度で洗車すればいい!?
大事な車、みんなはどのくらいの頻度で
行っているのでしょう?
クルマ情報サイト「カーミューズ」の
アンケート調査によると
- 1週間に1度:6%
- 2~3週間に1度:13%
- 1ヶ月に1度:24%
- 2ヶ月に1度:16%
- 3ヶ月に1度:14%
- 半年に1度:13%
なるほど、みんなは大体月に1度
洗車しているようですね。
大事にしている度合い=洗車の回数
だと思っている人もいます。
ですがどんなに気をつけてもスポンジを使えば
細かいキズができますので
洗車もやりすぎは良くないんですよ。
洗車が生きがいになってしまっている人は
そっとしておくとして・・・笑
通常でしたら、
屋根無しの屋外駐車で1~2ヶ月に1度くらい
ガレージなら3ヶ月に1度程度
で十分でしょう。
ただし、すぐに洗車したほうが良い、
つまり洗車をしないほうが、
車にとってダメージが大きい場合があります。
花粉や黄砂が多く舞う季節
花粉はタオルなどで拭いただけでは落ちません。
さらに水に濡れるとネバネバして
余計にくっついてしまいます。
放っておけばおくほどこびりつき、シミに。
また、落とすために余計な力を入れてしまい、
塗装にキズをつける恐れがあります。
春先など、車体が黄色っぽくなっていたら
それは花粉がくっついている証拠。
放っておかずに洗車しましょう。
黄砂は、中国の砂漠から
はるばる偏西風に乗って飛んでくる、
土や鉱物などの微粒子のことです。
雨に混じって容赦なく車にくっつき、
真っ白にしてしまう厄介者。
細かいキズの原因になり、
塗装がダメージを受けてしまいます。
拭き取るだけでは微粒子でキズがついてしまうので、
しっかり水で流さないといけません。
海の近くへ出かけた時
潮風や海水は塩分が含まれていますので、
放っておくと腐食してしまいます。
鳥の糞や虫の死骸が付着した場合
そのまま放っておくとガンコにこびりついてしまい、
落とすのに力を入れてしまったりと
キズをつける原因に。
なるべく早く落とすに越したことはありません。
融雪剤の上を走行した場合
融雪剤にも、塩分が含まれています。
雪深い所へ行った後は
すぐに洗車する必要があります。
放っておくと、これも腐食の原因に。
さて、お気づきでしょうか?
花粉の季節が春、
海はだいたい夏、
紅葉狩りなど自然の中へドライブにいくのは秋、
そして雪は冬。
大体3ヶ月に1度くらいは
洗車しなくてはいけないタイミングが訪れるんです。
ですので、
前回いつ洗車したか覚えておかなくても
季節の変わり目を感じたら洗車するとだけ覚えておけば
最低限の洗車の頻度は守れる、というわけです。
洗車の際にワックスをかけるとどんな効果がある?ワックスは必要!?
さて、洗車の頻度やタイミングは
分かってもらえたと思います。
正直、車が趣味でない場合は最低限の回数、
つまり季節の変わり目ごとに洗車するのが
精一杯ですよね。
それにしたって洗車って結構な大仕事。
水洗いして、洗剤で洗って、
流して、拭いて、ワックスをかけて…
3・4時間はかかってしまいます。
水洗いして拭けば汚れは取れるから
いいんじゃないの?
あまりにもホコリで真っ白とか
鳥の糞だらけはみっともないけど、
よっぽどじゃない限り、見映えは普通でいいんだけど。
何でワックスまでかけなきゃいけないの?
特に車が趣味ではないとそう考えがち。
でもワックスは必要なんです。
なぜ大変な思いをしてまで
ワックスをかけなければいけないのでしょう?
ワックスはツヤが出て見た目が美しくなる
という効果だけでなく、
塗装を守るという大事な役割があります。
ワックスを塗らないままでいると、
水シミができてしまい落ちなくなります。
この時点では車体が美しくない、という段階。
さらに年数が経つと、塗装がハゲます。
鉄柱のペンキがハゲているのを
見たことがあると思います。
塗装の上にコーティングがされていないと
同じことが起きます。
そしてさらに数年経つと、
そこから腐食が始まってしまうんです。
これが何を意味するか、お分かりですか?
私達は定期的に車を買い替えますよね?
もし洗車をせず、ワックスがけをしてこなかった場合、
この買い替え時に後悔することになります。
- 水シミなどは業者が手を加える必要がある為、その作業代が差し引かれます。
- 塗装がハゲた車は買い取り査定がほぼゼロ円に。
また、車が汚いと、
- →雑に扱ってきたのかな?
- →メンテナンスなんてしてないだろうな・・・
となり、査定が通常より厳しくなります。
結果、査定額が下がる可能性も。
つまり今乗っている間の見た目だけではなく、
買い替える時にも影響が出てくる、というわけです。
ですから大事に使うに越したことはない、
ということですね。
まとめ
女性にとっては趣味というよりも、
大事な生活の足となってくれる車。
いつも頑張ってくれる車だからこそ、
定期的な洗車でキレイにしてあげましょう。
今日も颯爽と街を走らせて下さいね。